
便秘・下痢・お腹の張り
「便が毎日出ない」「下しやすい」「お腹が張って苦しい」などのお悩みに。腸は“第二の脳”とも呼ばれ、心の状態とも深く関係します。腸内環境と気の巡りを整え、全身のバランスを底上げします。
🌀こんなお悩みありませんか?
・毎朝スッキリ出ず、お腹が張って苦しい
・便がコロコロしていて硬く、排便に時間がかかる
・急な下痢や腹痛で、外出や仕事に不安がある
・ストレスや食べ物ですぐお腹の調子が崩れる
・便秘と下痢を交互にくり返している
・病院で「潰瘍性大腸炎」と診断されたが、薬だけで不安
・腸が敏感で、気温や緊張、ちょっとした刺激に左右される
※漢方では「腸を整える=全身を整える」と考えます。また、「腸脳相関」と言って、腸と自律神経は密接な関係にあります。ストレスにアプローチすることで胃腸の状態が改善していくこともあります。
🌿漢方の視点から見た「便秘・下痢などの腸の不調」
◆ 胃腸のエネルギーが不足している(脾虚)
原因:食べすぎ・疲れすぎ・冷たいものの摂りすぎ・体質的に胃腸が弱い
出やすい症状:食欲がない、すぐにお腹いっぱいになる、軟便や下痢、疲れやすい、むくみやすい、舌の周りに歯型がついている
◆ 体の中に余分な水分(湿)がたまっている
原因:冷飲食や雨の多い環境、胃腸の弱りにより体内の“湿気”がさばけない
出やすい症状:お腹が重だるい、便がべたつく・におう、口の中がねばつく、下痢と便秘をくり返す、朝にお腹がゴロゴロする
◆ ストレスで気の巡りが滞っている(気滞)
原因:精神的なストレス・プレッシャー・感情の起伏で「気」が詰まりやすくなる
出やすい症状:お腹が張る、げっぷ・ガスが多い、便が細い・出きらない感じがする、気分で便通が変わる、イライラや憂うつを感じる
◆ 熱がこもって腸を刺激している(湿熱)
原因:脂っこいものや辛い物の摂りすぎ、ストレス、便秘放置などで腸内に熱がこもる
出やすい症状:下痢や粘液便、腹痛・残便感、便のにおいが強い、口臭、尿の色が濃い
◆ 血と潤いが不足している(血虚・陰虚)
原因:慢性的な疲労・加齢・消耗・ダイエットなどで体を潤す力が足りない
出やすい症状:便が硬くてコロコロ、水分の少ない便、乾燥肌、口やのどが渇きやすい、目の疲れや不眠を伴う
※漢方では「胃腸の不調=全身のバランスの乱れ」ととらえます。一人ひとりの体質や生活習慣を丁寧に見ながら、腸だけでなく心身まるごと整えるケアをご提案します。慢性症状もあきらめずにご相談ください。